妖怪DJ高☆梵紹介
読み方は、高☆梵(タカボン)。
職業は妖怪DJ 。
高円寺 “大怪店” 代表。
民芸スタジアム第2回チャンピオン大会優勝。
妖怪をメインテーマにハードコア、メタル、アイドルなど音楽ジャンルを跨いだ創作活動を展開。
妖怪×サブカルチャーのマッシュアップを行うDJ。
音ノ怪絵ノ怪、妖怪食堂、大怪展などイベント企画多数。
妖怪との出会い
もともと、『ゲゲゲの鬼太郎』が実家に一冊あって、高校のころに『悪魔くん』がテレビアニメ化されて、それすごく好きでした。
大学時代にはメタルハードコアバンドを組んでいたんだけど、そこで作った曲の歌詞に、水木しげる先生の作品の題名やセリフを混ぜたりして……。
特別、妖怪にのめりこんでいたわけではないけど、思い返すと昔から心の隅には妖怪がいたのかなと思います。
29歳のときに、mixiのコミュニティーで妖怪好きと出会い、その中に、今も一緒にイベントをやっているぬらりひょん打田と会って、『妖怪散歩ツアー』なるものに参加。
水木先生とのゆかりのある調布の深大寺とかを回ったり、30の節目には一緒に鳥取県の境港(水木先生の故郷)までヒッチハイクしたり(笑)。
出会いをきっかけに、自分の中で納得できるものが見つかってきたような感覚を得てきたのはその頃でした。
ああ、妖怪がきっかけなんだな、妖怪っておもしろいなということをはっきり意識するようになったのはその頃からです。
『妖怪DJ』へ
境港への旅のあと、今度は鳥取県の依頼で開催されたPRイベントに参加することに。
「でもなにで参加するの?」ってなったときに思いついたのが『妖怪DJ』でした。
しかしそのころ、DJとしては何の機材も持っていなかったわけです(笑)。
そこで最初に思いついたのが、Amazon(アマゾン)で『鬼太郎』の今までのサントラを買い漁って、それをパソコンに入れて流せばいいんじゃないかって(笑)。
会場もそれなりに大きな渋谷のクラブハウスでしたが、パソコンで次々に音楽を再生していくだけのDJスタイルで会場を沸かせ、内心ヒヤヒヤしながらも演じ切りました。
それ以降、『妖怪DJ』という響きが気に入ってしまって。
検索しても自分のことしかヒットしないこのワードを、自分の名前にしています。
妖怪の世界を推し広げていくDJに
妖怪を音や絵で表現しようというコンセプトで、歌ったり、ライブパフォーマンスをしてもらったり、オリジナルグッズを作家/クリエーターたちに作成してもらって売ったり……という内容の『音の怪、絵の怪』というイベントを開いたのも、DJとしての活動の延長でした。
ライブハウスでのイベントを終えて、晴れて『妖怪DJ』になったものの、自分の音楽に妖怪のテイストを組み込むことには何となくしっくりこないというか、あまり手ごたえを感じられずにいました。
そんなとき、妖怪もサブカルも、それぞれカルチャーとしてとらえて、それぞれを融合させていけたら楽しいんじゃないかという、悟りを得たのです。
『妖怪DJ』も音楽ジャンル云々だけじゃなくて、カルチャーのDJとして妖怪とポップカルチャーをマッシュアップしていけたら楽しそうだなと。
だから現在はインディーズ的なアーティストさんを始めとして、アイドルやバンドのようなさまざまなジャンルとコラボすることで、新しいものを生み出していく方向で活動しています。
『音の怪、絵の怪』もそうですし、『妖怪貸箱』や『奥の細道』も同じようにクリエーターが妖怪を表現できる場になっています。
そうすることで、いろいろな人が妖怪に触れ、楽しむ機会を増やすことができると思うんです。
3歳
叔父にパチンコに連れていかれた記憶しかありません。
5歳
小学校の入学前に近所の小学校に身体測定に行って、見たことない人がいっぱいいて怖かった。
10歳
冬に除雪用のショベルカーのバケツに乗って、上げてもらって落とされるって遊びをしていた。